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多動力を肯定するブログ

好きを仕事に!の正体「時間節約型」と「時間消費型」コミュニティ論

この記事を書いた人:
水元英登(みずもと ひでと)
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継続課金型コミュニティ設計・管理

2017年10月15日、箕輪編集室にて、
作家のエージェント会社コルク代表取締役
佐渡島庸平さんへの編集者・箕輪厚介さんによる
「コミュニティ論」8時間インタビューが行われました。

長続きするコミュニティとは?
コミュニティを作る方法とは?
コミュニティはビジネスになるのか?
についてまとめます。

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写真は箕輪編集室撮影班・池田実加さん提供

佐渡島さんは、講談社で井上雄彦「バガボンド」、三田紀房「ドラゴン桜」、安野モヨコ「働きマン」などの担当を務め、小山宙哉「宇宙兄弟」を累計1,600万部を超えるメガヒット作品に育て上げる。退社後、作家のエージェント会社「コルク」を立ち上げ現在に至る。

好きが仕事になるのは、好きの周りにコミュニティができるから

好きを仕事に!
今、にわかに盛り上がっているこのスローガンが
若者たちの心の支えとなっている。

一歩踏み出す勇気を与えるこの言葉。
しかし、
その道筋を明確に示してくれている人は少ないですね。

 

堀江貴文さんは著書『多動力』で
サルのようにハマり、鳩のように飽きよ」
と言っています。

西野亮廣さんは著書『革命のファンファーレ』で
「これからは、“好きなことを仕事化するしか道が残されていない” 時代だ。」
と言っています。

尾原和啓さんは著書『モチベーション革命』で
偏愛とも言える嗜好性を、個人がどれだけ大事に育て、それをビジネスに変えていけるかが資本になっていくのです。」
と言っています。

 

よしわかった!好きなことしかしない!!
と決めた若者が
好きがどういう仕組みで仕事になっていくのかを
理解している人はほとんどいないのが実状です。

そうではないですか?

実はここがキモで、
「誤った努力もまた努力ではない。」
のです(「革命のファンファーレ』より引用)。

 

「なんとなくいい感じになるんじゃないの?」
の見切り発車は、しないより100倍マシですが、
「どんだけ!奇跡信じすぎだろう」って言われちゃいます。

 

結論から言うと、
好きが仕事になるという根拠
シンプルに「好きの周りにはコミュニティができるから」です。

 

「好きを仕事に」の伝道師の周りにはコミュニティができてる

顕著な例としてわかりやすいのは、

「好きを仕事に」のスローガンの発信元
堀江さんにも、西野さんにも、
歴史上最大規模のコミュニティができています。

「オンラインサロン」と呼ばれる月額定額制コミュニティです。

 

これは従来の「みんなで我慢して耐えよう」的な
村社会からの脱却という明確な意識改革に対して
人が集まってきている結果です。

 

西野さんが『革命のファンファーレ』の中で言っています。

基本、ギャラの出所がスポンサーでなく、お客さんからの “ダイレクト課金” で生活を回しているアーティストは嘘をつくメリットがないので、当然、信用度も高い。

オンラインサロンという環境があるから、自分の意思を表明することができて、自分の意思を表明すれば、オンラインサロンの会員が増え、さらに意思を表明しやすくなる。

コミュニティという帰る場所があるから
外で好き勝手暴れられると言うのです。

 

好き嫌いのあるジャンルにコミュニティができる

「好きを仕事に!」なんて言うと
明らかに親世代は
「なに甘ったれたこと言っているんだ!」
って怒りますよね。

彼らは我慢することで
集団に守られてきた時代の経験者です。

 

こういう仮想敵がいるジャンルには
人が集まり、コミュニティができます。

Appleストアが嫌いな人はとことん嫌いだし、
堀江貴文さんが嫌いな人はとことん嫌いなんですよね。

セブンイレブンなどは
別に嫌いになる要素もないので
ファンクラブとして団結する必要性もないのです。

 

スターバックスとか、フェラーリとか、
癖があったり、異常に高額といった
嫌われるほどの偏りがあると
「それしか利用しない」というファンが生まれます。

 

「時間節約型」ファンは短命、「時間消費型」ファンは深くて長続きする

早くて、安いことを理由に
「松屋」を毎日利用する人は
ファンと呼べると思います。

これは、便利を買っている
「時間節約型」の行動です。

この場合、よりよいものを見つけたら
例えば、駅ナカにカレーショップがオープンしたら
あっさりと移動してしまいます。

 

これに対して、
「よなよなエール」はローソンか
一部のスーパーにしかないし、単価も高いです。

どうせお酒を飲むなら
よなよなエールを飲むという体験を買う
「時間消費型」の行動です。

 

好きの周りにできるコミュニティーは
「時間消費型」で
好きだからこそ積極的に自分の時間を使いたい人の集まりです。

 

人は時間を費やすことで愛着と強いブランドを感じる

多くの時間を費やす好きなものについては
みんな深い話ができるし、深い話がしたいものです。

ググってすぐに答えが出るようなものには
ファンがつきません。
ファンとして団結する必要がないし
ファンだと名乗るメリットもないから。

特定のものに対して
深い話ができる友達を探すのは
なかなか大変なので、その場は嬉しいものです。

 

よなよなエールに関しては
工場見学にわざわざ時間を費やして
行ってしまったりしたら

ズブズブにハマって帰ってこれなくなるので注意です。

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よなよなエールの工場見学でテンションが上がってしまった客

具体的にTwitterからはじめてみましょう

「好きを仕事に!」というのなら
自分が何者であるのか
発信をすることからはじめてみましょう。

私が参考にしているのは
るってぃさんのこの記事です。

例えば、こんな感じ。

 

でも、少し頭の切れる人は
これが便利だから読まれる
「時間節約型」であることに気がつくでしょう。

ここで止まっていてはダメなんです。

 

誰もいない場所で
自分のパーソナルなおもしろみを語っても
それはそれで無意味です。

最初は便利だから読んでもらって、
話を聞いてくれる人が集まったら
徐々に時間を消費しても読んじゃうような

独自の意見や偏りのある個性を出していきましょう。

 

いいねやRT数が減っても大丈夫!
長い目で見てコツコツ
フォロワー数を増やしていきましょう。

 

すべての活動をコミュニティにつなげる 

そんな小さな
緩やかなファンとなんらかの熱が
のちのコミュニティにつながっていきます。

クラウドファンディングに挑戦するのも
訓練になります。
成り立ちのプロセスがまったく同じだからです。

 

一度コミュニティができてしまえば
クラウドファンディングとは好相性です。

 これが「好きが仕事になる」仕組みの実例です。

 

コミュニティとはピラミッドのようなもので
ファンクラブとして目に見えているのは
氷山の一角です。

ただTwitterを見ている人から名前だけ知っている人まで
濃淡の違いはありますが
すべての活動をコミュニティ獲得へつなげましょう。

これを言い換えると
信用の蓄積」です。

 

「行動しない人間はアホである」(『革命のファンファーレ』より引用)

 

さあ、さらけだそう!やりすぎよう!まきこもう!

 

おわり

 

p.s.

佐渡島さんのインタビューは、箕輪さん編集で本になります!
楽しみですね。