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みずもん

多動力を肯定するブログ

日本にカジノができたらどうなる わかりやすい3つの要点

この記事を書いた人:
水元英登(みずもと ひでと)
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オンラインサロン コーディネート

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2016年12月、カジノを含む統合型リゾート(IR)整備推進法案、通称「カジノ法案」が通りましたね。カジノそのものに馴染みがない上に、IRとはなんぞや?という私たち日本人にはわかりにくい問題が色々言われていますが、シンプルにすると要点は3つです。海外のIRを実際に見てきた私が3つの要点をまとめます。

 

1. IR法案とは間違いなくカジノメインである

2. カジノは海外富裕層に向けて開かれる

3. 都合のいい部分だけを期待してはダメ

 

ちなみに、気になる日本国内のカジノの候補地は、横浜と大阪が有力と見られます。

www.sankei.com

 

<もくじ>

 

お手本となるシンガポールのIRの経済貢献がすごい

まずはIRができた日本を想像してもらうために海外の例を見てもらいます。

2010年にすでにオープンしたシンガポールの2つのIR、マリーナベイ・サンズとリゾート・ワールド・セントーサ。外国人観光客は1,560万人で開業以前の968万人から60%増。ツーリズム分野の売上は235億シンガポールドル(1.9兆円)で以前の126億から90%増というのがシンガポール政府観光局の算出です。

 

2014年のIR2社の発表によると、2社の直接雇用の合計は23,000人にもなり、さらに間接雇用を考えると莫大な雇用を生み出しています。

 

IR法案は間違いなくカジノ法案

IRとは、Integrated Resortsのことで、「カジノを含む統合型リゾート」と日本語訳されています。ホテル、劇場、パーク、ミュージアム、企業等の会議、国際機関・団体や学会等が行う国際会議、展示会、イベント施設を一区画に含む統合施設です。

よく言われるように、カジノ部分の面積はIR施設全体のうち5%未満にすぎません。カジノはIRの一部でしかありません。

 

面積5%未満のカジノが全体の80%以上を稼ぎ出す

しかし、ここにトリックがあります。

確かに目で見える面積という尺度では、カジノはIRのごく一部にすぎません。これは間違いありません。でもね。売上高で見ると、IR全体の80%以上をカジノ部分が稼ぎ出します。IR施設全体で集客し、カジノ部分で集中的に収益化する仕組みなんです。

 

カジノという現状違法なものを指す単語に抵抗を感じる大衆への配慮からIRという聞きなれない用語を持ち出していますが、その本質はカジノがメインであることはどう化粧しても変わりません。

 

日本人のギャンブル依存を心配するのはお門違い

私たち日本人がよくわかっていないポイントとして重要なのが、カジノはあくまで外国人向けに開かれるということです。しかも、海外の富裕層が一番来て欲しいお客さんであって、ギャンブル依存症を恐れるような日本人の大衆はそもそも招待状が来ていないと言っても過言ではありません。

 

海外VIPへの誘致は徹底的にやる

IR施設の中のカジノ部分が5%未満であるように、カジノの中でもVIPフロアが一部用意されます。VIPエリアには数百万円の会費を支払った会員しか入ることは許されません。最低掛け金も数万円単位で、ゲームによっては数十秒で数十万・数百万円が流れていく世界です。

テーブルひとつで億単位のお金が動きます。

 

一般客100人を集客するよりもVIP客を1人呼んだ方がカジノとしては効率がいいので、プライベートジェットでの送迎などVIPの誘致にはとことん手を尽くします。

 

都合のいい部分だけを盲信してちゃダメ

カジノができれば日本経済はV字回復!みたいなことを言うつもりはありません。

カジノができれば海外富裕層から外貨を獲得したり、IR施設で働く数万人単位の雇用を創出したり、様々な明るい未来を想像できます。ですが、何事もいいものも連れてくると同時に悪いものも連れてきます。光があれば影があります。

どのようなカジノを作り、どのように運営するかが大事なところです。海外のカジノとの競合もあります。

 

そもそもカジノはレジャーで消費行動

カジノはお客さんが金銭的な損をすることで利益を得ます。これは間違いないです。競馬もそう。パチンコもそう。宝くじもそう。なので、ひょっとしたら遊んだ上にお金が増えて帰れるかも...なんて発想があったとしたらダメです。

遊園地や旅館や料亭なんかと同じで、いかに気持ちよくお金を落としていってもらうかと考えるべきなんですよね。

 

カジノに頼るのではなくカジノを育てるべき

こうして要点をまとめてみると、当たり前のシンプルなことがわかっていなかったことに気づきます。カジノはそれ自体が救世主ではありません。ツールとしてどう活かしていくのかがカギだということがわかります。

 

まとめます。 

・IR施設のメインは間違いなくカジノである

・カジノは外国人VIPにいかに気持ちよくお金を落として帰ってもらうかが最重要

・カジノに頼るのではなく育て手をかけることが重要

 

これからの日本の将来に注目です。上の3つのポイントを頭に入れて今後の動向を見ると楽しめるはずです。

 

おわり

 

 

P.S. 最後まで読んでくれてありがとうございます。

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IR法案が動き出した2016年12月に書いた記事も参考にどうぞ

www.uniuni.tokyo