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みずもん

キャラ戦闘力を高めるブログ

人間とはなんだ マンガ『進撃の巨人』の名言が哲学より重い

30代の読む本

この記事を書いた人:
水元英登(みずもと ひでと)
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キャラDJ / 構成作家

みなさ~ん。マンガ『進撃の巨人』を知っていますか?

2013年にはテレビアニメ化され、主題歌『紅蓮(ぐれん)の弓矢』は年末の紅白歌合戦まで続く社会現象となりましたね。

2017年春にシーズン2が放送決定。2016年10月3日から毎週月曜日に再放送していましたよ~。

 

 

まだ『進撃の巨人』を見たことがない人のために、どんな物語か簡単にご紹介します。

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。

引用:Amazonより

中世ヨーロッパを思わせる異世界で、人を食べる巨人に対して人類の抗うという異常な世界観の中で、私たちが持つ人間の普遍的な理不尽を描く作品です。

 

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実在する城塞都市カルカソンヌhttp://wadaphoto.jp/kikou/images/carca02l.jpg

 

この『進撃の巨人』ですが、なぜここまで読者を熱狂させるのかと言うと

みんなが声を大きくして言いたいことを代弁してくれるからです。

とにかく考えさせられる名言の言葉の力です。

 

巨人が人を食べるというとにかく斬新な舞台設定ではありますが、それだけではなく、極限状態とその中でも流れる日常を描くことで、忙しい現代社会を生きるビジネスマンを含むオトナたちへのメッセージが力強く表現されています。

 

厳しい現実に直面した時に、私たちはどのように考えて目の前の現実を割り切るのか。

哲学的なようで現実的な役に立つ名言ばかりです。

 

私も日々選択を迫られる経営者としてドキッとするものばかりです。

ですから、その中でも私たちの生活に直結して役立つものを厳選してご紹介します。

 

ただし、本質的な部分を鋭くつくようなものもありますので、メンタルに傷を抱えている人には閲覧注意かも。

でも、現実を知ることは不幸なことではないのですから、直視してみる機会です。

 

それでは、早速見ていきましょう。

 

<もくじ>

 

結果は誰にもわからない、悔いが残らない方を自分で選べ

俺にはわからない

ずっとそうだ...

 

自分の力を信じても...

信頼に足る仲間の選択を信じても...

 

...結果は誰にもわからなかった...

 

だから...まぁせいぜい...

 

悔いが残らない方を自分で選べ

 

社長や先生の言うことが「正解」だと思っていませんか?

仕事をする上で、上司のして欲しいことを形にすることが仕事だと、自分の役割はそこまでやればいいのだと思い込みがちです。

 

しかし、求められる結果とは社内だけで完結するものであるはずがありません

 

私たちは特に疑うこともなく、自分の所属する組織の命令やルールを信じ切ってしまっています。

なぜそのようなことが求められているのかという “本質” の部分を考えようとしません。これではダメ。

「なぜ」がわからないと個別の事態が発生するたびに上司に確認を取らないと判断できないからです。

 

こんなことでは、社内の小さな世界の外では使い物になりません。まして独立起業なんて土台無理な思考回路ですよね。

 

厳しい市場で戦っている以上、社長だって必勝の正解なんてわからないのです。

ただ黙ってついていくだけでは、自分の意思を発動させるチャンスもなく軍団ごと全滅なんてこともザラです。

それだったら、自分の頭で考えて、命令を無視してでも悔いの残らない自分の選択をしろと、敵に追われ切迫した危機状態で軍団の長が今起こっているリアルを主人公に突きつける言葉です。

 

それまで「指示をください!」と軍団の長に判断を押し付けていた部下たちが、一瞬で今起こっている事態が自分ごとであると気づく場面です。 

 

いきなりズドンと人生そのものに問いを投げかける重い一発を腹にくらった感じです。

親の意思決定の下でいつまでも子どもでいるような生き方をズバリ指摘されたような気分ですね。

自分の人生で起きていることを密かに誰かのせいにしていたのではないですか?

 

この作品で繰り返し語られるのは、このように自分で考えろ!そして「自分を信じろ」というメッセージです。

 

本質を見失うな、自分の欲求を満たす方が大事なのか?

作戦の本質を見失うな

自分の欲求を満たすことの方が大事なのか?

 

立派な志を持って始めたはずの生き方が、いつの間にか変な方向に向かってしまうことはよくあることです。

 

これは仲間を敵から救出するための作戦で、調子に乗って敵を叩き潰そうとした部下に対して軍団の長が冷静にたしなめるシーンです。

 

自由になりたくて独立したはずが、資金繰りのために下請け仕事でがんじがらめになる・・・ありふれた話ですよね。

人間関係から解放されたくて転職したものの、報酬や勤務時間などの条件に目がくらんでまた同じような職場環境のところに入ってしまうこともよくあることです。

 

人は少しでも気をぬくと、「目的」のための「手段」の方に集中してしまいます。

それくらい世間は手強い!厳しい!変化を好まない!

 

転職をして実現したかった「目的」よりも、「手段」だったはずの転職の苦しい状況を抜け出すことに意識が全部持っていかれてしまうものです。

独立起業もいきなりうまくいかないと、資金繰りのためにバイトみたいな仕事も受けなくてはならなくなります。

 

結果にコミットするなら、それ以外のことはすべて捨てるくらいの気持ちの整理をして行動しないと、あれこれ手を出してどれも納得のいく成果を得られないことを暗示しています。

 

自分で自分を裏切るなとのメッセージです。

 

良い人は自分にとって都合のいい人のこと

良い人か...

 

それは...

その言い方は僕はあまり好きじゃないんだ

だってそれって...

 

自分にとって都合の良い人のことを

そう呼んでいるだけのような気がするから

 

人の善悪というものは、必ず誰かのフィルターを通したものです。

反原発の話だって、白か黒に割り切れないものを無理やり割り切ろうとしているからいつまで経っても具体的な前進はないんですもんね。

 

「あの人、いい人だよね」

というのは、ある人物の一方の側面に対してのほめ言葉であって、同じ人物でも意見の対立する側面を見せれば「嫌な奴」に一変します。

まさに “都合が” いい人か悪い人かの違いしかありません。

 

そんな弱い意思決定の他人の批判なんて、まったく気にする必要がありません。

世間なんて考えのない人の塊です。

 

ところで、日本人には「意見の対立」がそのまま「人としての好き嫌い」につながるという特徴があります。

 

自分のやっているビジネス以外を批判して、そこまでならいいのですが毛嫌いする人がとても多いです。(私もその1人ではありますが)

業界内の革新は、他業界からの成功例の平行移動・横展開からしか生まれないので、アメリカ的で柔軟でこだわらない姿勢でないと損しますよね。 

 

何も捨てることができない人に何も変えることはできない

大して長くも生きてないけど 確信していることがあるんだ・・・

何かを変えることのできる人間がいるとすれば

 

その人は きっと・・・

 

大事なものを捨てることができる人だ

 

化け物をも凌ぐ(しのぐ)必要に迫られたなら

人間性をも捨て去ることができる人のことだ

 

何も捨てることができない人には

何も変えることはできないだろう

 

動物は群れで暮らす時、仲間と同じことをすると安心するようにできています。

だから、他人とは違った結果を得るために他人と違う行動を取ることは怖いことです。

ブログを実名でやることも、大変勇気のいることですよ。

 

iMacやiPodで革新をもたらしたAppleのスティーブ・ジョブズ氏は独裁者としての一面も知られています。

天才とは「偏り」のことであって、一方に突出した人は一方で大きな欠陥を抱えているものです。

それくらいの集中力がないと納得のいく成果には届かないのです。

 

何かを失うほどに、自分の設定したゴールを信じて突き進むべきです。

 

あの時選んだから今の結果がある

あの時私達を選んだから今の結果がある

正しい選択をすることって…難しいことだよ

  

今ある結果は過去の選択の先にあるという当たり前のことなのですが 、改めて言われるとハッとします。

日々の生活に流されていると思うと楽ですが、流されることを選んでいるのは自分だったりするので責任重大ですよね。

 

ちなみにこの場面は、敵に追われる中で仲間を信じることを選び、一難去り一安心しているシーンの一コマです。

ところが、この後この選択の結果、この登場人物は敵に殺されてしまいます。

一時的に結果に思えたことが最終的な結論ではないこともあります。

 

その場しのぎの結果への戒めも暗示されています。

 

自分の頭で考え続けろ。

この登場人物は敵の反撃という現実を受け入れられず、思考停止になってしまったために殺されてしまいます。

 

隣にいる奴が明日も隣にいると思うか?

お前ら明日何をしていると思う?

 

明日も飯を食ってると思うか?

明日もベッドで十分な睡眠を取れると…思っているのか?

 

隣にいる奴が…明日も隣にいると思うか?

 

この「隣にいる奴」っていうのは、相手から見た自分かもしれませんね。

 

人それぞれの選択なんてものはコントロールすることはできないので、選択の結果その場を去ることになる人も当然いるんですよね。

その時は、せめて選択の結果であることを尊重して見送ってあげるのも必要なことかもしれません。

 

自分のコントロールの外のものに執着してもいいことはありません。

後悔のないように、今できることをやるのみです。

 

正しいと認めているから言い返せなくて殴ることしか出来ないんだろ?

そ・・・そんなことするもんか!

それじゃお前らと同レベルだ!!

僕がいったことを正しいと認めているから・・・

言い返せなくて殴ることしか出来ないんだろ?

そ・・・それは!僕に降参したってことじゃないのか!? 

 

他人の考えをコントロールすることなんてできないんです。

自分の頭で考えたことではない限りは相手を説得することなんてできないんです。

それが同調圧力の限界です。

 

殴るという行為はお互いの意見や思考になんの関係もないことなので、

殴ろうが脅そうが相手の考えになんの影響も与えませんね。

 

でも、世間は考えがないので、暴力的です。

 

100年壁が壊されなかったからといって今日壊されない保証なんかどこにもない

100年 壁が壊されなかったからといって

今日も壊されない保証なんか

どこにもないのに...

  

自分のことを信じているのではなく、あんなにもはかない壁を信じていていいのか。

現代人の平和ボケへの痛烈なツッコミには聞こえてこないですか?

 

日本にもかつて、バブルの頃には様々な神話がありましたよね。

「土地神話」がその代表です。

日本の土地の値段は上がり続けると、今ではバカみたいですが、当時は真剣に信じられていました。

 

自分が作った仕組みでもなく、自分がコントロールできる立場にいるわけでもない。

自分の頭で考えたわけでもないものを根拠に安心をするのは危険なことですね。

 

それじゃまるで家畜じゃないか 

一生 壁の中から出られなくても

メシ食って寝てりゃ生きていけるよ...

でも...それじゃ...

 

まるで家畜じゃないか...

 

家畜・・・聞く者のプライドを刺激するには秀逸すぎる言葉ですね。

 

日本という国に守られている以上は、多かれ少なかれ誰しも家畜なのでしょうね。

実際この発言した主人公も壁の中で生活しています。

 

ただし、支配されているのと利用しているのとでは、見た目の立場は同じでも雲泥の差です。

しかも、その差は自分の頭で考えているかどうかだけです。

 

どうして俺たちは奪われる

どうしてこうなる…

どうして俺たちは 奪われる…

命も…

夢も…

 

私たちは常に命を削られているのが現実です。

1つは時間。それから、存在しているだけでお金がかかるのも事実です。

現状維持が終わりの始まりな理由はこれです。

 

現実と世間の巨大な化け物は、私たちがただ存在して笑って暮らすことを許さないんですよね。

 

あまりにも大きなものに対する憎悪と挑戦ですが、今自分が置かれている現実に疑問を持つことが生きることの始まりだと言えるでしょう。

ただ、現実を受け入れるのではなく、自分で考えろ!そして、自分を信じろ!

『進撃の巨人』が伝えようとするメッセージは一貫しています。

 

自分が目指したゴールを信じろ

 

以上、マンガ『進撃の巨人』より、心を動かす名言を10個ご紹介しました。

すべての名言が物語るメッセージは「自分で考えろ。そして、自分を信じろ。」というものでしたね。

どの名言があなたの印象に残りましたか?

 

『進撃の巨人』では、どんなに過酷な戦いの世界でも日常があることを描いています。『ドラゴンボール』みたいに戦うだけではありません。

壁の外で巨人との死闘に生き残っても、壁の中では「何の成果も得られませんでした」という存在になってしまいます。

ビジネスの世界も、頑張って成果が得られる人にも、頑張っても成果が得られない人にも同じように1年が走り去って行きます。

 

自分の目指すゴールが正しいことは確信しながらも、何か1つ大きな壁を越えられない葛藤の物語は私たちの生活に見事に結びつけられています。

 

私はそんなみなさんを応援していますし、気づきの相互交換をしてみたいものです。

 

おわり

 

 

2016年12月9日(明日!)には、コミック21巻が発売されます。

P.S. 最後まで読んでくれてありがとうございます。

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